Works

南側外観(夜景) 南側外観 西側外観 寝室(1階) 吹抜け 左:玄関吹抜け(1階) 中:玄関(1階) 右:階段から南方向をみる 居間・食堂 南方向をみる 左:キッチン(2階) 中・右:居間・食堂 東方向をみる 上:東側外観 下:模型写真
PKN 鎌倉市 N邸
設計者 H.A.S.Market
所在地 神奈川県鎌倉市
竣工 2006年5月31日
主要用途 住宅
主体構造 木造
敷地面積 187.49㎡
延床面積 73.17㎡ (約22.1坪)
階数 地上2階
業務内容 設計・監理
施工者 株式会社キクシマ
撮影 田中宏明
Project1000

山と海に囲まれた鎌倉の中でも、市街地の縁で山に寄り添うようなところに敷地はある。ここでは、東側の山からは緑色の木々が迫り、西側には眼下の市街地の上方に胸のすくような空だけが開かれている。東京のあわただしさから離れ、山の音を聞くことができる場所である。
クライアントは都心の賃貸マンションからこの場所へ居を移し、腰を落ち着かせて気長に少しずつ手を加えながら、自分たちだけの家を創りたいと望んでいた。
これだけは必要だと思うものを吟味していき、ほとんどの建具と間仕切などが削ぎ落とされ、吹抜けを介したひとつの空間と浴室が、最後に浮び上がった。
このように簡素な構成要素で、敷地の魅力を最大限に引き出すことを主題とするため、周辺の環境を細かく読み込んでいった。
土砂崩れがあった場合のことを想定し、東側の山とは距離を保ちながら建物を配置し、1階部分のがけ側は鉄筋コンクリート造とし、閉じた空間にした。
2階は対照的に開いた空間で、吹抜けを通して1階へ光が落ちるように考えている。
南と東側から迫り来る木々とは、あえて距離を置き、緑色に染められた居間の窓には明るい光も同時に差し込むよう考えた。
西側にはアパートが建っているが、2階では土地の高低差を利用してアパートの屋根と空だけが見える高さに窓を設け、1階ではベッドに座った際に隣人の視線が気にならないように高窓を設けた。
北側には隣接して建売住宅が建っており、そのベランダが直接こちらに面しているため、窓は設けずに、隣家が見えないようになる範囲まで壁を設けた。
このように周りの景色や人の視線を考慮しながら、良い部分を存分に取り込み、制御するべきところは抑えることによって、この敷地でしか得られない空間を造ることを心がけた。
今の状況を足がかりに、これからの生活とともに少しずつ成長していく、蒔かれたばかりの種子のような家であって欲しいと考えている。

プロデュース Project1000事務局(N・C・S)
最高高さ 7.052 m
前に戻る

Contact

建設・設計に関するお問い合わせはこちら
折り返しご連絡致します。

pagetop