前へ 次へ 

AOR

安楽亭ふじみの店改修工事

店舗(改修)

AOR
AOR
屋外で焼肉を食べる感覚

ファミリーを対象にした、焼肉レストランの改修計画である。クライアントは関東一円に同様の店舗を展開するグループ企業であるが、今回初めて、社外のデザイナーを用いる事で新たな顧客層を獲得すると共に、隣接する同業他社との差別化を望んでいた。
敷地は川越市に程近い国道(川越街道)に面しており、窓越しには常に行き交う自動車と共に、歴史ある街道沿いに整備された緑を望む事が出来た。

我々は川越街道の緑を最大限視覚的に取込む事で、屋外で焼肉を食すような広がりのある明るいおおらかな空間をつくりたいと考えた。店内の喧騒と外部の環境が一体となったビアガーデンような空間。インテリアの色使いや細工、ネオンといったものが主役なのではなく、賑わいを外部に表出し、店内で焼肉を食する人々の楽しさや表情が主役となるような空間をつくりたいと考えた。
その為に、少ない要素で大きな効果を生み出す店舗の改修計画を提案した。

計画では、街道に面した既存建物の開口部を最大限生かすため、テーブル間の仕切りを取り払い、椅子の背を低くする事で、見通しの良さや視覚的な広がりを最大限確保した。店内の壁や柱は、カラーガラスや鏡面ステンレスといった素材を用いることで存在を無くした。
店舗北側の屋外に竹庭をつくり、外への視覚的な広がりを確保しながら店舗内部に外部環境を取り込んだ場をつくりだした。これは同時に排煙送風機の目隠しとなると共に、サインとしての効果も併せ持つことになると考えた。
インテリアの造作は竹集成材を全体に用いている。竹の持つ清涼感と清潔感を空間に付与すると共に、廉価でも本物の素材の持つ質感を大切にするという姿勢を表明し、新たな顧客層の獲得に繋がればと考えた。

AOR
AOR
AOR
AOR
店内
店内
設計者H.A.S.Market
所在地埼玉県ふじみ野市
竣工2005年12月
主要用途焼肉店
主体構造木造
延床面積175u
(約52.9坪)
階数地上1階
業務内容設計・監理
撮影田中宏明
 前へ次へ