2014年9月15日

Timberize TOKYO 2020

「都市木造が、2020年の東京を未来につなげる。」ぐっとくるコピーです。

9月5日(金)から9月15日(日・祝)まで「Timberize TOKYO 2020」がスパイラルガーデンにて開催されました。来場者数は1万人を超えたと聞いていますので、大盛況だったのではないかと思います。

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写真はボクも登壇したトークセッションの風景。ちょっと有名建築家になった気分を味わう。

詳しくは主催者である「teamTimberize」のwebサイトをご参照いただきたいと思いますが、ざっくり書くと2020年の東京オリンピックを都市木造の可能性を考える良い機会と捉え、以降の都市を木造で考えよう考えようという趣旨の展覧会でした。

この展覧会には上記以外にも2000年以降に建てられた100の木造建築の模型を展示するというコーナーがあり、私どももIKHを出展。そんな訳で会期中に3回開催されたトークセッションに3回目となる「木造とこれからのまち」に100の木造建築出展者枠で参加させていただきました。せっかくなのでちょっとだけレポートを記載します。(以下はメモです)

当日のトークセッションは晴海地区の説明及びプレゼンテーションからスタートし、晴海チームのトークセッション、そして100の木造建築出展者クロストークへと続く。

「木を新しい建築材料と捉えたら何ができるだろう」という問いかけがティンバライズの活動の始まり。現在は建てる為の技術を開発することを主題にしていた第一ステージから木造だからできることを考えるという新たなステージに突入している。今回の展覧会は2020年に開催予定の東京オリンピックと都市木造を関連づけたもの。地産地消ならぬ地産都消もテーマにしている。

本日のプレゼンテーションは晴海地区。ポストオリンピックのまちを木造でつくろうという提案。土地と建物の接続部分に木による微地形を加えることにより様々な関係性をつくりだそうというもの。そしてその地形にそうようにいくつかの建物が提案された。

まずは「小学校+集合住宅」。メンバーの蜂谷さんと内海さんの提案。まちの中心である小学校という建築物を他の用途の建築物と複合させ相互に作用させることを考えてみようというのが主なテーマ。現在の晴海地区の提案には小学校等は無いが今後必要になることが予想されることも視野に入れたもの。

次は同じくメンバーの長崎さんから提案である「保育施設」。建築として生まれ変わる森がテーマ。木は○の集合体であるという理論から○の集合体としての建築物を輪切りにした木材による組積造でつくろうというもの。

メンバー八木さんは「オフィス」を提案。現行法でつくれる木造建物は最上階から数えて4層まで。したがってそれより下層はコンクリートでつくろうというもの。
我々日本人は木造建築物をつくろうとする時には、そのすべてに木を使おうと考えてしまうが、違素材との組み合わせや、部分的な使用も含め考えることにより、木を使える可能性が広がって行くことになる。この提案は鉄やコンクリートと木造がどう協調して行こうかということを考えている。

最後にメンバーの久原さんから「集合住宅」の提案がなされた。木の外壁。木の建具をつかっている。日本の近代に於ける集合集宅のセキュリティを重視を見直し、他の住民とも積極的に関わっていこうという提案だった。

他にも厚い木の壁で構成された「商業施設」としての建物の提案もあった。

最後の100の木造建築出展者クロストークの参加者は江村哲哉氏、安田博道氏、田口智子氏、柳沢潤氏、遠藤克彦氏、そしてボク。豪華メンバーでした(笑)

ボクは在来工法の可能性と木材(木造建築物)の復権は今がチャンスなんだということをお話しさせていただきました。都市空間に木造建築物が多くなれば都市はもっと豊かな空間になりそうな予感がします。

質問時間の「木は曖昧なものを許容するものである。」という久原さんの発言が心に響きました。

「Timberize TOKYO 2020」のスパイラルガーデンでの会期は終了いたしましたが、9月24日(水)から10月31日(金)の9:00〜17:00の間、新木場タワー18階(東京都江東区新木場1-7-22)で延長戦が開催されるそうです。スパイラルガーデンでの展覧会は見逃した方は要チェックです。

長谷部勉

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2014年9月 2日

Timberize TOKYO 2020

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9月5日(金)からスパイラルガーデンで開催される「Timberize TOKYO 2020」の展示のひとつ「100の木造建築」にIKHを出展します。2000年以降に建てられた木造建築の模型を100点展示するコーナーです。「都市木造が2020年の東京を未来へつなげる。」いいコピーです。是非ご来場ください!
長谷部勉

投稿者 システム管理者 :