2013年11月13日

藤本壮介氏ギャラリー・トーク

GAギャラリーにて開催された藤本壮介氏のギャラリー・トークを拝聴。タイトルは「between nature and architecture」当日は学生時代のコンペ案からまだ未発表の最新プロジェクトまでが紹介された。このイベントのために関西から来場来された学生などもいたようで、拝聴者は100人越え。会場に入ることが出来たのは幸運だった。氏の人気はやはり凄い。

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タイトルでもある「自然と建築の間を考える」は氏の活動の一貫したテーマだとボクは認識している。トーク・イベントでは背後にある一貫性を持つことが大切なのでは無く、次に進めることが大切なんだとおっしゃっていたが、やはり氏の中には通底する一貫性があるように思う。また全ての関係を曖昧にしながら自然を建築に置き換えるとおっしゃっていたが同時に自然原理主義という訳ではないとも。この辺りが氏のつくる建築に論理的思考だけでは無い力強さを生み出す源になっているような気がします。ギャラリー・トークでは沢山のメモを取らせていただいたが最も印象に残ったのはサーペンタイン・ギャラリー・パビリオンを写しながらの「次元が減り建築になる」というコトバ。どちらか言うとより高次でスタディしようと考えがちだが深い。特定の空間配置にあわせて人間の行動を誘発させるという方法は、人間の用よりも空間が先行する。しかし規範を守れば優しくて、そうでなければ自分勝手かというとそんなことは無い。現代において規範などというものは既にタテマエなのだから。建築においてもやっとタテマエが変わろうとしているのかも知れない。建築家のための建築は社会性を持たないということではなく、その境界が消去された時に強度を持つようになるのかも知れない。誰も真似出来ない領域かも知れないが。そんな訳で今日は早め行動が良い作用をもたらしてくれた一日になったと多方面に感謝しつつ、迷いながら精進しようと改めて考えたりしています。ミーハー根性を出しつつサイン本を入手しようと思ったが混雑時は見合わせるという選択肢をチョイス出来たのは成長した証だったかも?

長谷部勉

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