2013年3月10日

藤村龍至建築設計事務所

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出張から早めに戻れたので、急遽藤村龍至さんの設計された共同住宅を見学させていただきました。
建築家が関わる賃貸型共同住宅(一般的にはデザイナーズマンションと言われる)の場合、建築家個人に内在するカタチによりつくられたことを前面に出しプロモーションされ、それ以外が等閑にされることがありますが、今回見学させていただいた建物では、このビルディングタイプに必要な普遍妥当性を等閑にすること無く建築化しながら、さらにそれを超える住まい方も提案されていました。
旧来のそれらと異なり不動産言語をも見事に建築化しているという表現も出来きますが、それだけに留まること無く、細部まで丁寧に考えられたディテールにより抽象化された空間と生活者視点を踏まえたデザインがあるレベルでミックスされていたという印象。事前に拝見させていただいた写真からはトリッキーな表現に主体を置いたものだと想像していましたが、良い意味で裏切られました笑。
建築単体だけを我々の視点だけで見ると難解な部分もありましたが、利用方法や周辺環境への対応まで含めて考えると全てが腑に落ちました。3.11から2年が経ち価値観が大きく変わろうとしている今、時代とシンクロするかたのひとつの解答を体験した様に思います。
建築は実物を見ないとやはり解らない。しかもオープンハウスは設計者に直接質問できる特典付き。大変貴重な機会をいただきました。ありがとうございました。
長谷部勉

投稿者 システム管理者 : 2013年3月10日 23:11