2012年12月 7日

卒業設計エスキス #1

鶴ヶ島プロジェクト「公共建築から考えるソーシャルデザイン」の展示会場にて卒業設計のエスキスをしました。鶴ヶ島プロジェクトのヒストリーが写しだされるスクリーンの前に用意されたテーブルに教員が一列にならびエスキスする様子は一見何かの相談会が開催されている様でした(笑)。

何をしているのか気になった方にこの場を借りて報告(笑)。エスキスを公開で開催するという手法からは教育の方法論を見直そうとする気概が感じられます。きっと卒業設計の講評にもあらたな試みがなされるはずなので教育関係者はマークしておく必要があると思います。

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会場の様子は↑な感じで我々も緊張させらるた(笑)。エスキスに参加した学生はこのプロジェクトを体験したからか例年と比べ5w1h的なモノはしっかり考えられていたという印象だった。ただし思考の深さと多角的視点が欠如しているのは否めません。その辺りを今後修正して行くことが成果品のクオリティ向上に繋がると思います。

さて、せっかくなので学生のエスキスをみた印象を少し書いておきます。心当たりのある方は参照されたし。

社会学的な危機に直面している場合はそれなりにインパクトを持つ戦略を立てなければその流れを食い止めるコトができない。そこでデュアル・タイプのストラテジーを立てるという方法もあるのではないかと思います。

あたりまえですが固有の場所に提案する建築はその場所固有のモノでなければならないと思います。地域の現状を嘆くのではなく、それを良い方向に転換する建築をつくっていただきたいと思います。きっとそれは地域社会の下部構造をデザインする「ソーシャル・アーキテクチャーとしての建築」にも繋がるコトになると思います。今後の展開も含めこの機会に熟考していただけると幸いです。

最後に、今回のエスキスは進み具合もまちまちなため、設定の検証から設計方法論まで多岐に渡るモノだったし、時間も限られていたコトから十分な内容にはならなかったかもしれませんが、個々の作品に少しでも良い作用をもたらと嬉しく思います。

次回のエスキスは12月21日(土)です。2月2日(土)の講評会も含め、今後の展開がますますたのしみになりました。

さて、仕事に戻ります(笑)

長谷部勉

投稿者 システム管理者 : 2012年12月 7日 23:40