2012年8月24日

第5回/建築と地域性

「第5回/建築と地域性」を拝聴する為に武蔵小山のSTUDIO4へ伺った。今回で5回となる「建築と地域性」は居酒屋トークが元になっているらしい。今回は少人数だったこともあり、テーブルを囲んだ形式となり、大変有意義な議論の場となった。残念ながら出席できなかった方へのダイジェスト版をTweetしたので簡単に再編集してブログに記載いたします。関係者の皆さん間違っていたら訂正いただけると幸いです。
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今回の講師は3名。はじめは羽鳥さんの「Relative Design - 逃げ地図的設計方法」は極大と極小の事例をだしながら相対性のデザインについてのレクチャー。バイオスキン等のハイテクで有名なソニーシティ大崎は免震構造で出来た「逃げ建築」でもあるとのこと。 「逃げ建築」とは早く逃げられる建築か?それとも逃げ込まれる建築なのか?繰り返し発言されていた相対性のデザインの話はまだまだ聞きたりない。また機会があればよろしくお願いします。

二番は松島さんの「Trans-alternative」。タイトルは氏の修士設計と同じようだ。そしてTrans-alternativeはソニーシティ大崎と同じ「逃げ建築」だとか。レクチャーを伺うと確かにその通り。社会性と創作性がハイブリッドした見事な作品だった。 クオリティの高さに度肝を抜かれた。始めてご挨拶させていただきましたが、実物の印象はTwitterとは違っていた。これは門脇先生のレクチャーに繋がるテーマ。

最後は門脇先生の「多重身化する建築と都市」はエミリーサジェのドッペルゲンガー(多重身)と誤読論がニヤリーイコールだというところから始まった。模型の数と図面の量の関係からみえる設計プロセスによる差異をレクチャーいただいた。 模型以外の他者の利用による誤読論はもっと沢山お話を聞きたいところ。震災復興のお話も大変貴重な内容だった。

会場にいらっしゃった某先生は今日もキレキレだった。創造性とは何かという問いかけから浮かび上がる多様なことについて議論が深まる。途中1960年代(といっても68年だから70年代にだいぶ近いかと)の代表として意見をもとめられたが、ちょうど事務所のスタッフとメールのやりとりをしていた関係で、一瞬真っ白になってしまいました。すみませんorz

総じて社会性と創造性のバランスという話になるのか?リスクがクリエイティビティの共通のテーマになっているのではないかという発言は興味深いし危機感を持つ。 1960年代の建築家にはつくりたいものが内側にあると云われれば、そうかもしれないと思うが、創造性をどのようなカタチにして表出するかの方法論は多様であり、社会性あるいは日常性と創作性のバランスをあらためて考えるきっかけをいただいた。
世代論の話しの度にこちら側を見られたのが気になるが、みな1900年代生まれの同世代ということで(笑)
青木さんや、川尻さんにもご挨拶できたし、やっぱりうかがって良かった。「建築は二次会からが本番です」という名言(かなり気にいっています)とともに懇親会へ向かう面々を羨ましく見送りながら事務所へ戻るなど。本日もありがとうございました。

長谷部勉

2012.08.24「第5回/建築と地域性」講師:羽鳥達也氏/松島潤平氏/門脇耕三氏

投稿者 システム管理者 : 2012年8月24日 23:51