2011年11月23日

送別会

勤労感謝の日は感謝されながら(?)仕事をしてきました。そして仕事帰りには来年早々に新潟へ帰郷される先生の送別会が開催されました。

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先生はこの一ヶ月程の間始めて人生を振り返ったらしく、スピーチでは上京されてからの44年間の歩み的なお話を聞くことが出来ました。
私がお世話になっているこの団体を牽引し支柱としてご活躍された先生のお話しは感慨深く、大変素晴らしい先生であったと改めて考える時間をいただけたと思います。
リーダーというものはカッコ良くなければなりません。先生の魅力は建築士としての知識や経験だけではなく、人間としてのモノだったと思います。最後にいただいたコトバは「期待しているぞ!」本人は覚えているかどうかわかりませんが「期待していてください!」と返答しておきました。
これからもかっこいいオヤジとして生きてください。「期待していますw」
長谷部勉

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2011年11月22日

エコハウス

設計製図Ⅱの講評会が開催されました。
通常の授業は9つのスタジオに分かれ進められますが、課題提出日に行われる講評会は学年全体で開催されます。それぞれのスタジオから代表作品が選出され、それらを講評することが主目的となりますが、私がお世話になっている大学ではこういったタイミングでゲストをお招きするケースが多いように思います。
そういったコネクションをお持ちの先生がいることはありがたい限りです。学生諸君は感謝するように(笑)

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さて、今回ご参加いただいたのはみかんぐみの代表で東北芸術工科大学の教授を務められる竹内昌義氏。
今回の課題「環境から考える」を考慮していただいたレクチャーは「カーボンニュートラルハウス」がテーマでした。
低炭素社会を目標に掲げ全ての住宅をカーボンニュートラル化する活動は各国で2020年~2030年前後に設定されているとのこと。つまり我々が今後考えていかなけらばならない問題なのです。
詳しくは氏の著書「未来の住宅 カーボンニュートラルハウスの教科書」に掲載されていますので、ご興味のある方は是非ご購入ください。
また、氏が中心となって活動されている「山形エコハウス」のWEBサイトも参考になるでしょう!。ボクも今度じっくり拝見させていただきたいと思います。
人口動態を考えた時の郊外のライフスタイルやシェアハウスなどと併せて今後の住宅のあり方を考えさせられる素晴らしいレクチャーだったと思います。
ありがとうございました。
長谷部勉

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2011年11月20日

自然地形

水はけが良く日当たりが期待出来る南西側の斜面は葡萄の栽培に適していると言われています。
その斜面に微地形とパラレルに設営されたパーゴラ(葡萄棚)は人工物でありながらもなんともいえない美しさを醸し出していました。

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そこには葡萄の栽培からワインの製造までを行う農場とワイナリーがあります。しっかりとしたコンセプトを持ってつくられるワインは日本のリコタンマニピランと表現しても良いと思います。

ワインの話しは良くわからないのでこの辺にして建築のお話(笑)

何処にも同じものが無い自然地形に対して、我々は水平垂直を用いた人工物を構築することが多いと思います。それには建設コストや工期と行った合理的かつ経済的に建築を具現化するための理由もありますが、自然地形をトレースするような人工物にはそれらを内包または超えた理由が存在しているのだと思います。
このパーゴラはその理由を内包していると思われますが、建築物を考えた時に同様の方法論を適用するのは難儀だと思われますが、建築物に対してその理由を当てはめることが出来ないのであれば、超越した理由を提案しなければなりません。
冒頭で述べた「なんともいえない美しさ」をつくることができれば、きっと美味しいワインが出来上がるのだと思います。
もちろんワインだけではなく、美味しい生活とか、美味しい工業製品とかも考えます(笑)
EFRのクライアントにも久しぶりにお会いすることが出来ました。感謝!
長谷部勉

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2011年11月19日

フラット35S

フラット35Sの金利優遇政策が復活するらしい。そんな訳で現在我々が進めている住宅も復活を見越して設計中です。
上述した政策が復活してもハウスメーカーがかなりの勢いで利用すると思われますので、建築家と住宅をつくる方にどれくらい恩恵があるのかは不明です。
月曜日から復活するエコポイントも製品を限定したりポイントの上限を定めるのではなく、専門家が評価した住宅に還元されるような仕組みになると良いと思っています。
現在、新築またはリフォームをお考えの方はチェックしてみてはいかがでしょうか?
長谷部勉

※東京ガスのWEBサイト

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2011年11月13日

UAoの住宅

昨日はUAoのオープンハウスにお邪魔してきました。
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見学させていただいた住宅は、大・中・小の3つのヴォリュームがわがままに連結された平面形を持つ小住宅。
敷地内に分散された小さな庭をバッファとしそれらと緩やかに繋がる内部空間は、良好な住環境を担保しながら既存の地盤レベルを活かした外構と一体化し、その先にはある街とも緩やかな連続性を持つことに成功している。
また、上述したヴォリュームには高さ方向の差異を与え、その内部空間に多様なレベル差を設定しすることによりスラブによる空間の分断を回避し上下階をシームレスに繋げる構成は、実空間を越える広がりを持ち得ていた。
空間を緩やかに仕切る連続したアーチ窓や変化するマテリアルの使い方など、UAoらしい空間を拝見させていただくことが出来ました。
クライアントと建築家の良いコラボレーションの一例だと思います。
ありがとうございました。
長谷部勉

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2011年11月12日

Relation

新宿のB GALLERYにて開催中の谷尻誠さんの展覧会「Relation」に立ち寄りました。

「重力が存在しないと成立しない建築物を浮かせたら?」という設定に対して沢山の建築物を載せた薄く長い盤が緊張感を持ちながら見事に浮いているというインスタレーションで解答されていました。
磁石の反発を利用したそれは、おそらく多少動いていているので浮遊感が表出しているのでしょう。

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見た瞬間は建築物が浮くというよりも地球の外皮が剥離した様な印象を持ちましたが、徐々にその盤は形態の無い液体の様に見えはじめ、そこに載っている建築が重力から開放され成立しているように見え出しました。

「既存のモノを疑ってみるところから始める」という表現が適切かどうかはわかりませんが、氏の建築に対するスタンスが表現されている展示会だったと思いました。

展覧会は11月13日(日)の20時まで開催していますので、興味がある方は見に行くとよいのではないでしょうか。

長谷部勉

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2011年11月10日

日本の都市空間2011 Vol.5

「日本の都市空間2011 若手建築家のよる50の提案」VOL.5を拝聴してきました。今回のパネラーはKUU×成瀬・猪熊建築設計事務所。日本の都市空間というタイトルでしたがスタートはKUUによる上海の事例から。上海といえば最近は高層ビル群を思い出しますがKUUが手掛けるエリアは旧フランス租界。都市と建築とインテリアの境界が曖昧なそこで、住宅スケールに落とし込まれた都市論が展開される。中国には沢山工場があるので、いろんなアイテムをオーダーでつくれるとのこと。羨ましい限りです。
次は成瀬・猪熊建築設計事務所のレクチャー。スクリーンに写し出されたのはスポンジ(笑)と思ったら縮小する都市のメタファとしてという説明がありました。アテンションが流石です。猪熊氏が穴の開け方と素材の開発により提案する新しい都市像を語る。
オペレーションと建築を組み合わせた新しい仕組みをつくる。建築家の役割はだいぶ変化してきている。
※本日のUSTはこちらから
長谷部勉

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2011年11月 7日

品質重視

都市開発においてコストとスピードを追い求めてきた中国政府がこれからの経済成長は量よりも質を重視する政策を打ち出したらしい。
最近発行された書籍、藤村龍至氏/TEAM ROUNDABOUTインタビュー集「アーキテクト2.0」の中で磯崎新氏が語っている「B-都市」(※1)の様な都市が大きく変わることになるかもしれない。今までのコストとスピードだけを重視したデザイン(※2)や、有名建築家がデザインし地元の設計院が監理することにより出来上がる建築家の意図を無視した建物群(※3)がこれからは建築家がトータルに関わるコトによりクオリティーの高いものになってくれることを願います。
上述したような大規模な建物は残念ながら我々のような小さなアトリエ系事務所では対応出来ないと思われますが、我々が対応できるような規模の建築もきっと品質を重視するような方向に進むはずです。
という訳で我々の事務所でも中国の建築主からのオファーを受付けることにしました(笑)
宜しくお願いいたします。
長谷部勉

※1大学の課題でAが付けられないB-の様な建築群(詳しくは「アーキテクト2.0」参照)
※2磯崎氏が「アーキテクト2.0」の中で語っていたのはスピードを重視するあまり設計事務所はデザインまで手が回らず、パース屋さんがデザインするということ
※3遠くで眺めれば同じ様に見えるとうレベル(建築とはそんなものではない)

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2011年11月 3日

神奈川県立近代美術館鎌倉館

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鎌倉に行ったついでに神奈川県立近代美術館に立ち寄りました。ピロティにより構成されたこの建築は間違いなく日本における代表的な近代建築であると思います。建物は何度見ても見事としかいいようが無いのですが、中でも私が気に入っているのは鶴岡八幡宮境内の池に面し周辺環境と完璧に調和している写真の空間です。私は竣工時には生れてもいないし、鎌倉で育ったこともありませんが、ここに立つと何故か幼少の頃を思い出します。また当日は偶然なことにIKHのクライアントご夫妻と遭遇。お二人はきっと芸術の秋に鎌倉を訪れたのだと思われます。秋の休日に鎌倉を散策するなんてやっぱり私どものクライアントは素敵です。
長谷部勉

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2011年11月 2日

mafi×COMMOC

フローリング素材を使った家具をデザインした芦沢啓治氏と鈴野浩一氏のトークイベントに伺った。イベント時にはスタジオアナグラムがコーディネートする新しいブランド「COMMOC」の家具の新作も発表された。
参加デザイナーは芦沢氏の他にドリルデザイン藤森泰司氏など。素朴でリーズナブルな家具ブランドの発足は嬉しい限りだ。
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写真は藤森氏がデザインした「LAURUS」という商品。来年の3月位を目途に発売されるらしい。シャルロット・ペリアンの「オンブル」を想起させられるデザインではあるが、合板をほぼ曲木加工することなくフラットパッケージにも対応できる様デザインされているのは見事である。
家具の購入を考えられている方にはWEBサイトをチェックしみてはいかがでしょうか。
長谷部勉

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